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今までのように~秋のおでかけ~

秋は様々な行事があります。家で暮らしていた頃、いつも参加していた地域の祭り、町の文化祭、集落の行事・・中心になって集まりを仕切っていた方も、年を重ね、施設に入るとそんな「地域」からだんだん遠ざかってしまいがちです。

“ 私たちがお連れします!”

 

~大祇神社の宮祭り~

桜の丘がある甲佐町西寒野地区は、昔から続く秋の神社のお祭りがあります。数日前から老人会が提灯を付け、婦人会が料理を作り、朝から子供相撲や太鼓、バナナのたたき売りがある、「♬~村は総出のお祭り~♪」なのです。西寒野出身の方を中心に桜の丘からも出かけます。区長さんが一番前に席を用意して迎えてくださいます。餅投げも桜の丘の入居者のところにたくさん投げてくれます。

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地元の方達との交流は、住民の方にとっても、入居者にとっても楽しいひと時。「また来年な~」と再会を楽しみに餅やバナナのお土産を持って帰ります。

 

~甲佐町の文化祭~

ご主人が面会の際に「今度の文化祭に俺の作品も出展するけど連れては行かれんどなあ」とおっしゃったのがきっかけで「大丈夫ですよ。私たちがお連れします!」と会場で待ち合わせました。

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面会の際も色々な作品を見せて下さっていましたが、今回は奥様が会場に展示物を見にこれたことをとても喜んでおられました。夫婦でのツーショットに奥様も満面の笑顔を見せてくださいました。

~麻生原のきんもくせい~

甲佐町の乙女地区には、天然記念物の金木犀(きんもくせい)の古木があり、「川向うまで香る」と名所になっています。開花時期は、地元「麻生原(あそうばる)」地区の方が交代で見物客に「おもてなし」をされています。

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お赤飯、混ぜご飯、煮物、栗の渋皮煮、漬物、梨など、沢山の郷土料理が並びます

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麻生原出身のお二人をお連れしました

お元気な頃は、お二人とも地元の一員として料理をふるまっていらっしゃったそうで、懐かしい再開に互いに手を取り合って、涙を流して喜ばれていました。

 

施設に入居したら地元との関わりがなくなってしまいがちですが、できるだけ継続して参加することができたら素敵だなあと思います。面会も喜ばれますが、施設から出て地域の中で過ごす地域の方やご家族との時間は、また別の喜びがあるなあと感じた秋のお出かけでした。

 

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